2015年4月26日日曜日

農園とクラウドをつなぐIoTシステムEdyn(イデン)が面白そう

面白そうなベンチャー企業の製品があるのでメモ。

その前にIoTという単語の意味からご説明。
IoTはInternet of Things の略で、インターネット接続可能な機器のことを指す。特に、今までインターネット接続を必要としてこなかった機器(例えば、冷蔵庫やテレビ、照明器具)をインターネットに接続するときにこの言葉を使う。

さて本題のEdyn。( Edyn HP )


農園に装置を挿し、データを収集してクラウドにデータを送信する。そのデータはスマートフォンで確認でき、植物の育成に必要なデータを取得できるというシステム。水の供給を管理するバルブもあるらしい。

データの移動は次の様な感じ。
装置 ←(wifi)→ ルーター ←(インターネット)→ サーバ ←(インターネット)→ スマートフォン

デバイスを土に差し込んでおけば次の情報を収集するらしい。

  • 土の栄養成分
  • pH
  • 湿度
  • 気温
  • 日照時間
そして、必要な栄養素を通知したり、その土壌にあった植物を教えてくれたりする。
このセンサー機器は1つ100ドル程度で250平方フィート(1フィート30cmとして225000平方cm≒23平方m)をカバーする。(FAQに書いてある)

さて、これだけではビジネスのスケール感が無いが、重要なのはここで収集したデータになる。
各センサーから集められたデータはサーバで一元管理されビッグデータとして扱われる。
このデータを肥料メーカー等に販売することも期待される。

なるほどねぇ。IoTの価値は特定の個人を便利にするというよりは、ビッグデータにあるということを聞いたのが新鮮だった。


広い農場で沢山センサー埋め込んで、データ収集はドローンで実施するとか面白いかも。センサーとドローンの間はbluetoothで通信してデータだけ吸い上げる。ドローンが戻ってきたらcloudに送信っと。

夢が膨らみますな。