2015年4月30日木曜日

農業をする時の肥料のコストが占める割合

無料で使える肥料もあるけれど、大規模に米や野菜を作るなら肥料を購入することになる。
いったいどの位かかりそうなのか調べてみる。
(今は化学肥料が安くて便利でいいけど、化学肥料が高くなったら昔ながらの肥料を組み合わせて農業やることになるんだろうねぇ。)


先にお断りしておきますと、農林水産省が出しているこちらの資料( 肥料をめぐる事情 )が簡単で広範囲にまとまってて良かったです。
この記事で使う図はこの資料から取っています。

コストに関係する部分を順に書いていきます。

化学肥料の価格内訳

おおまかに、6割が原材料費、2割が加工費なイメージ。原材料費が占める割合が高いから安く作るのが難しくなる。


化学肥料に必要な窒素、リン、カリの獲得場所

窒素は原油からナフサを取り出し、ナフサを使ってアンモニアを作り、窒素にするらしい。(適当w)
原油が輸入できていれば窒素は困らないと理解した。

リン、カリは輸入に頼っているそうだ。
円安になったり原材料高になると肥料が高くなる構図が見える。


農家が肥料に使う費用

1~2割らしい。全体で500万円かかってて肥料で50万円使っていると考えると結構の額。下水処理場から出た汚泥を肥料に変えてくれて、無料または安価に配ってくれる自治体もあるらしい。ここでは、化学肥料に関するデータだろうが安く出来るなら安くしたいね。



ここまでが、肥料のコスト感です。
農林水産省の資料には、肥料を安くする工夫、取り組みも書いてある。
土壌診断というのがあって、土壌診断で必要な肥料を判断し、不必要な肥料を使わなくすることもできるらしい。
少し、土壌診断を調べたところ、PlanetsNoteというサイトによると
土壌診断と一口に言っても測定する項目はたくさんあります。pH、EC、CEC、窒素、リン酸、カリウム、マグネシウム、腐植、ケイ酸、etc...。
 この中で重要なのはpH、EC、CECの3つです。大事なのはまずこの3つであり、その次に3大栄養素(窒素・リン酸・カリウム)、中量要素(カルシウム・マグネシウム・硫黄)となります。
とのこと。へぇ。
pHとは、酸性、アルカリ性を測るときの単位になります。
植物によって適切なpHが変わるので重要。
ECとは、電気伝導度のことを言い、土壌中にある様々な物質のイオン濃度の総量を表します。
ECが高いと団粒構造が壊され、保水、通気性なども悪くなり、肥料障害も起こしやすくなるため、EC管理は重要です。 
 へぇ。へぇ。
CECとは、塩基置換容量の事を言います。土壌診断をするうえで、保肥性を調べる際の目安となります。土壌にどれだけ肥料を含むことが出来るかを表しています。
 肥料を撒く量、頻度を測るのに使えるが、そもそもこの数値は土によるところが多く、変えることが難しいそうだ。


この前調べたイデンとかはどうやってるんだろ?( 農園とクラウドをつなぐIoTシステムEdyn(イデン)が面白そう )
センサー類を今度調べてみよう。

2015年4月26日日曜日

農園とクラウドをつなぐIoTシステムEdyn(イデン)が面白そう

面白そうなベンチャー企業の製品があるのでメモ。

その前にIoTという単語の意味からご説明。
IoTはInternet of Things の略で、インターネット接続可能な機器のことを指す。特に、今までインターネット接続を必要としてこなかった機器(例えば、冷蔵庫やテレビ、照明器具)をインターネットに接続するときにこの言葉を使う。

さて本題のEdyn。( Edyn HP )


農園に装置を挿し、データを収集してクラウドにデータを送信する。そのデータはスマートフォンで確認でき、植物の育成に必要なデータを取得できるというシステム。水の供給を管理するバルブもあるらしい。

データの移動は次の様な感じ。
装置 ←(wifi)→ ルーター ←(インターネット)→ サーバ ←(インターネット)→ スマートフォン

デバイスを土に差し込んでおけば次の情報を収集するらしい。

  • 土の栄養成分
  • pH
  • 湿度
  • 気温
  • 日照時間
そして、必要な栄養素を通知したり、その土壌にあった植物を教えてくれたりする。
このセンサー機器は1つ100ドル程度で250平方フィート(1フィート30cmとして225000平方cm≒23平方m)をカバーする。(FAQに書いてある)

さて、これだけではビジネスのスケール感が無いが、重要なのはここで収集したデータになる。
各センサーから集められたデータはサーバで一元管理されビッグデータとして扱われる。
このデータを肥料メーカー等に販売することも期待される。

なるほどねぇ。IoTの価値は特定の個人を便利にするというよりは、ビッグデータにあるということを聞いたのが新鮮だった。


広い農場で沢山センサー埋め込んで、データ収集はドローンで実施するとか面白いかも。センサーとドローンの間はbluetoothで通信してデータだけ吸い上げる。ドローンが戻ってきたらcloudに送信っと。

夢が膨らみますな。

2015年4月25日土曜日

2050年に人口が90億人になったときに食料どうするの?

2015年現在、地球の人口は70億人と言われている。
2050年になると地球の人口は90億人になると予想されている。
その時、食料をどうするのか?

ジョナサン・フォーリーさんの5つの提言から紹介する。
こちらのサイトに書いてあります。( 「90億人の食」をどう生み出すか:米環境科学者、ジョナサン・フォーリーによる5つの提言 )

70億人→90億人になるだけなのに作物の生産量は2倍にならないといけないらしい。
世界の人口は、2050年までにいまより20億人増え、90億人に達する。中国やインドをはじめ新興国の人々の生活が豊かになり、肉、卵、乳製品の需要が 伸びれば、家畜の飼料となるトウモロコシと大豆の増産も必要だ。この傾向が続くと、人口の増加と食生活の変化という二つの要因が重なり、2050年までに 世界の作物の生産量を現在のおよそ2倍に増やす必要があると考えられる。
上記課題を解決するための提言が次の5点。

  1. 農地を拡大させない
  2. 既存農地で生産量を増やす
  3. 資源を効率的に使う
  4. 食生活を変える
  5. 廃棄食料を減らす
「1. 農地を拡大させない」だがこれは間違っていると思う。
すでに世界の陸地のうち、南米大陸とほぼ同じ面積が耕作地になっている。こうした開発により、北米の大草原地帯やブラジル大西洋岸の森林など、世界各地の豊かな生態系が失われてきた。たとえ食料増産のためでも、これ以上農地を拡大するわけにはいかない。
確かに、環境を破壊するのは良くない。が、砂漠を農地に変える工夫はしても良いのではないか?例えば、イスラエルは国土の大部分が乾燥地帯にも関わらず農業立国になっている。
参考: イスラエルが農業立国の件

「2. 既存農地で生産量を増やす」は全くその通りです。

「3. 資源を効率的に使う」とはどういうことかというと、
例えば、トラクターにGPSやセンサーを搭載し、コンピューターで管理することで、肥料や水やりの量をきめ細かく管理する「精密農法」を行えば、施肥や農薬散布をより効率的にできる。
これも当然です。

「4. 食生活を変える」は肉を減らすなりやめるなりしろということ。牛肉1kgを作るために穀物7kgかかるよ、足りなくなるよね、ということだそう。個人的には鶏肉が美味しくてパフォーマンスいいと思ってます。ステーキより鶏の唐揚げの方が美味しいんじゃないか?と思うレベル(笑)
このテーマで以前、調査した記事あります。
鶏肉、豚肉、牛肉の生産コストを比較する
※このときは牛肉1kgに穀物11kg必要って調べてた

「5. 廃棄食料を減らす」は現状だと25%の食料が捨てられているそうなので即効性のある提案。
ただ、難しいんだろうね。。日本も食べ物を沢山捨てているが、捨てるほうが安いから捨てるわけであって経済活動となじまない。
ただ、スシローはコンピュータ管理で寿司の処分を減らして利益を増やしたと聞いた。もっとコンピュータやビッグデータを使って管理できるところはありそう。


日本人は大豆からタンパク質を取れたので、ヨーロッパみたいに家畜を飼い、動物性タンパク質を摂取しなくても良かったと聞いた。それなので、食料がなくなりそうなら大豆を沢山作った方がよさそう。人の食べ物も無くなっているなら、家畜なんか飼育している余裕ないだろうしね。

肥料になる物質の生産地とかを調べる

日本は肥料を外国からの輸入に頼っているという事は分かったが、どこの国がどんなものをどの位生産してるのよ?っていうことを調べることにした。

見つかりましたよ良い資料。(2008年までのデータが使われています。)
http://www.nirs.go.jp/db/anzendb/NORMDB/PDF/14.pdf
(この資料から図表を引用してます。)

肥料用天然鉱物は次のようになるそうだ。(窒素、カリ、リンの3要素)



窒素の原料について

チリで取れる「チリ硝石」というものがあるらしい。1910~1930年代は年間200~300万トン生産されていた。しかし、アンモニアが窒素肥料の原料に使われるようになり近年は減少しているそう。
2008年に日本はチリ硝石を2万トン輸入している。

アンモニア(化学式:NH3)は工業的に作れる。天然ガスの産出国が水素の確保という点で有利らしい。

カリの原料について

カナダが一番の生産国らしい。カナダは石油も出るしウランもとれるしメープルあるし豊かな土地だねぇ。


リンの原料について

中国が世界の3分の1を生産してる。でも、他の国も生産してて良かった。
数年前、レアアースの輸出絞って値段上げようとしたことあったじゃん。1つの国しか生産してないとそういうリスクが付いて来るからね。


資源量については、モロッコと中国の2ヶ国で全世界資源量の約 68%を占めている。
モロッコはリンの輸出だけじゃ儲からないのかな?貧しいモロッコ人が良くスペインに密入国するイメージある。

日本の肥料の輸入量、輸出量

日本の肥料の輸入量は、動植物性肥料、窒素 肥料、リン酸肥料、カリ肥料、複合肥料及び肥料成分合計で 2008 年は約 218 万トンであった。
一方、肥料の輸出に関しては、ほとんどが東南アジア向けであり、約 81 万トン輸出している。輸出品目では硫酸アンモニウムが約 73 万トンであり輸出量全体の 90%程度を占めている。 
輸入大国や。
細かく国別の数値が見たい場合は元資料に書いてありますのでどうぞ。( http://www.nirs.go.jp/db/anzendb/NORMDB/PDF/14.pdf )


悲観的な仮説だとあと50年位でリン酸が枯渇するらしい。数字だけ見てると「沢山ありそう」って思ってしまうな。リンが取れる鉱山が日本にもあればいいのに。

2015年4月23日木曜日

肥料とは?wiki読みながら勉強する

肥料使わない農業は考えられないね!
農業やったこと無いけど。

よくわからないので肥料とは何か?をwiki読みながらざっくりまとめる。

wikipedia 肥料

肥料(肥糧、ひりょう)とは、植物を生育させるための栄養分として、人間が施すものである。
うむ。
農業は、土壌から栄養を吸って生育した植物を持ち去って利用する行為であるため、減少した窒素リンなどを土壌に補給しなければ、持続可能な農業は不可能である。肥料はこの補給の目的で用いられる。
なるほどね。自然が補給する速度より早く補給する必要がある場合肥料を使うのか。肥料使わないでも育つものもあるしね。キノコとか。(使ってるのかな?笑)

肥料の3要素


  1. 窒素
  2. リン酸
  3. カリウム
だそうだ。カルシウム、マグネシウムも肥料として追加する必要がある。
人類が紀元前3000年の頃から始めた農業の歴史上、不足し続けているのがリン酸である。その原料のリン鉱石の 枯渇がいま心配されている。リン鉱石の80%が肥料用に使用されており、英国硫黄誌 (British Sulphur Publishing) によると、最悪のシナリオとして過去の消費から年3%の伸びを見込むと消費量は2060年代には現在の約5倍になり、経済的に採掘可能なリン鉱石は枯渇し てしまうことになる、という。
やばいな!日本はリン酸をもちろん輸入に頼ってて輸入元は中国。

窒素

主に植物を大きく生長させる作用がある。特に葉を大きくさせやすく、葉肥(はごえ)と言われる。過剰に与えると、植物体が徒長し、軟弱になるため病虫害に侵されやすくなる。

リン酸

主に開花結実に関係する。花肥(はなごえ)または実肥(みごえ)と言われる。
「P」は元素のリンを表すが、農業・園芸分野ではリン酸塩類を表すことが多くリン酸と略されることが多い。

 カリウム

カリ(加里)と略すことも多い。主に根の発育と細胞内の浸透圧調整に関係するため根肥(ねごえ)といわれる。
カルシウム、マグネシウムを加えて、肥料の5要素と呼ぶ。

カルシウム(石灰)

主に細胞壁を強くし、作物体の耐病性を強化する働きがある。農業・園芸分野では石灰(せっかい)ともいい、土壌のph調整などに用いられる。

マグネシウム(苦土)

葉緑素形成に不可欠な物質である。農業・園芸分野では苦土(くど)ともいう。
ふむふむ。

大別して有機肥料と無機肥料に分類できる。両者を混合したもの(配合肥料)も存在する。両者の成分は大きく異なるが、植物に無機化合物として吸収される点は共通する。
 あと、よく聞く単語は化学肥料だろうか。
化学的に合成された無機肥料を化学肥料という。

ここまでで、超頻出キーワードは抑えたのではなかろうか。
次回以降、肥料の市場や課題などを調べる。

2015年4月19日日曜日

日本古来からある野菜をまとめる

F1の野菜(first filial generation)を調べていたら、タネを外国で生産しているということを知った。
その理由が、野菜にあった風土の方が良いものが出来るということだった。

それでは、日本ではどんな野菜のF1が作れるのか?
古来から日本にある、日本の風土で良く育つ野菜を調べてみることにした。

いくつかのHPを見たがこちらのサイト「消えゆくローカリズム」に書いてある、

  • わらび
  • ふき
  • みつば
  • みょうが
  • うど

位しかスーパーで売ってる野菜はなさそう。
マイナー野菜を入れると他にもあるみたいだが、例えば「くわい」っていう野菜見たことも聞いたこともない(笑)

Yahoo知恵袋「日本古来からかる野菜の原種には何がありますか?」にはもう少し野菜かいてあるが、これは数百年前に日本に持ってきた等の野菜も含まれているみたいだった。人が外国から持ってきたものは除外しよう。そうすると

少し話はそれるがワサビは結構外国でも需要あるのではないか?寿司とか刺し身とか食べるときにワサビ必要でしょ?野菜というか香辛料なのかもしれないが、ワサビも日本が原産地の植物で、個人的には一番輸出しやすそうに思った。セイヨウワサビと呼ばれるホースラディッシュで事足りるのかな?分からん。

うーん、日本古来からある野菜のF1の需要が小さそう。。
ダイコンとか人参とか玉ねぎとかじゃがいもとかメジャー野菜じゃないと市場が小さくなるよね。


種苗(しゅびょう)市場を調べる

昨日は野菜の種としてF1が広く利用されているということを調べた。( 野菜の種について調べる。F1?固定種? )
今度はその種の市場を調べてみる。
種と苗の業界を合わせて種苗(しゅびょう)と言うらしい。
日本だと、タイキ種苗株式会社、株式会社サカタのタネの2社が強いようだ。

まずは「種苗産業におけるバリューチェーン 構築の取組」という資料から見る。

平生21年の資料ではあるが、1ドル120円としておおよそ4.4兆円の市場らしい。今、円安って言われているし4兆円市場と覚えておこう。

種苗売上高では、モンサント(アメリカ)、デュポン(アメリカ)、シンジェンタ(スイス)等の外国企業が上位を占めている。タイキ種苗のHPによると種苗市場は穀物のタネが圧倒的なようだ。


野菜種子だけ見ると日本の企業も頑張っているらしい。

世界と日本の種子ビジネスと地域農業の課題」という資料にモンサントの市場シェアが載ってた。


※GMとは遺伝子組換え品種の事

世界のトウモロコシの40%がアメリカに握られてるようなもの。。日本、厳しいぜ。

個人的まとめ

F1のタネは世界的にも成長産業であり、よりグローバル展開が進む業界。
現状日本の種苗企業も、海外で生産したタネを日本に持ち帰って、消毒等行って出荷や輸出するらしい。気候や風土によって出来が異なる等の理由で、海外でF1のタネを作らないといけない。そもそもグローバル展開しないと生産ができない。

タイキ種苗のHPに代表的商品としてトマトのタネ「桃太郎シリーズ」が載っていた。桃太郎ってトマトよく聞いているけどあれもF1なんだな!
1985年発表。果肉が硬く、おいしく完熟してからの収穫を可能にしたトマト。それまでのトマトは熟すと果実がつぶれやすいため緑色のまま収穫していた。 数年で夏期のトマトシェア8割りを超すヒット商品となり、現在までに20種類を超えるシリーズを開発。日本のトマトを代表する品種となる。 
だそうです。
F1がいらないくらい固定種が優秀なものってあるのかな?と思った。

2015年4月18日土曜日

野菜の種について調べる。F1?固定種?

野菜の種がどういう種類があって、どのように生産されているか良く知らない。
それなので、簡単に調べてみる。

LOHAS(ローハス)の実践事例に学ぶ(1) 【在来種について考えよう!!】 では、種の種類を、1.在来種、2.自家採種、3.固定種、4.家宝種、5. F1品種の5つに分類している。
ただ、1234は同じ種を使い続けており、5は掛け合わせるという違い位しかないので、大きく「固定種」と「F1品種」の2種類について深堀りすることにする。


「「固定種」と「F1種」の違い」を参考に特長を引用します。

固定種の種
・何世代にもわたり、絶えず選抜・淘汰され、遺伝的に安定した品種。ある地域の気候・風土に適応した伝統野菜、地方野菜(在来種)を固定したもの。
・生育時期や形、大きさなどがそろわないこともある。
・地域の食材として根付き、個性的で豊かな風味を持つ。
・自家採取できる。
F1種の種
・異なる性質の種を人工的に掛け合わせてつくった雑種の一代目
・F2(F1の種から採取した種)になると、多くの株にF1と異なる性質が現れる。
・生育が旺盛で特定の病気に大病性をつけやすく、大きさも風味も均一。
大量生産・大量輸送・周年供給などを可能にしている。
・自家採取では、同じ性質をもった種が採れない(種の生産や価格を種苗メーカーにゆだねることになる)
大量生産することを考えるとF1が良いらしい。


野口のタネ・野口種苗研究所というHPのF1解説で、小学校だか中学校で習ったメンデルの法則という単語が出てきて感動した(笑)
交配種(F1)野菜とは何だ?【1】
(また見れるようにリンク貼っておこう)
上記ページから、F1品種を理解する上でポイントになりそうな部分を箇条書きにする。

  • メンデルの法則により第一代の子は優性だけが現れる。それ故にF1品種は品質が安定する
  • 離れた遺伝子を組み合わせたものだからF1が強く育つ(雑種強勢)
  • 自分の雌しべと雄しべで受粉しないように工夫して育てている

へぇへぇへぇ。面白い。

F1の意味をwikiで調べる。
F1(first filial generation) = 雑種第一代(ざっしゅだいいちだい)
生物において、ある異なった対立遺伝子ホモで持つ両親の交雑の結果生じた、第一世代目の子孫のこと
雑種第一代の示す形質が両親のいずれよりも優れる場合、この現象を雑種強勢という。逆に劣る場合には雑種弱勢と呼ばれる。 
特に前述の雑種強勢を利用して、より有用な形質を伸ばす方向に品種改良されたものは一代雑種や一代交配種などと呼ばれ、家畜や農作物などの農産物の改良に応用されている
そういえば、家畜の牛でもF1とか単語出てたな。
ようやく理解(笑)



2015年4月12日日曜日

レイ・ダリオさんの説明する経済の仕組みが興味深いのでメモ

経済で回るお金はどこから生まれてどこに消えるのか。
多くの人が疑問に思ってボンヤリしてるようなテーマではないか。

レイ・ダリオさん(知らなかったけど有名人)が解説してくれている動画に感銘を覚えたのでメモ。

自分的な要点。
  • 経済が発展するのは人の欲があるから
  • 支出は誰かの収入であり、収入は誰かの支出
  • 支払い方法は現金とクレジット(信用)の2種類ある
  • クレジットがあるから、支出が増え、収入が増える
  • 世の中で動いているお金の大部分はクレジット(現金ではない)
  • 景気は短期的な波、長期的な波がある
  • 経済活動する上で大切なことは3つ
  • 1.債務を収入より早く増やしてはならない(債務を返済できなくなる)
  • 2.収入を生産性より早く増やしてはならない(競争力が無くなる)
  • 3.生産性を上げる努力を続けなければならない(競争力が無くなる)
時々、見直したい。

文字起こししているサイトもあるのでそちらも便利。


30分で判る 経済の仕組み Ray Dalio   



地方の経済はどこが悪いのか考える時に参考になるかなと思ったのだよ。
レイ・ダリオさんの説明に当てはめるなら「生産性と収入のバランスが悪く競争力で負けた」になるのかもしれない。
日本の高い土地、日本人の高い人件費でお金がかかるが、工場や農作物の生産性で外国に優位性が維持できていない。結果、競争力が無くなり経済的に弱くなっていく。

収入を上げてしまったが故に生産性の向上が付いて来なくて苦しくなっていると説明できる。
分かりやすい。